何度も来るんなら、別荘を建ててしまおうか。 |
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がきっかけですよ。
満面の笑みでそう語っていただいたのは、平成18年2月に鋸南町保田の土地をご購入いただいた
大久保様。
仕事をリタイアし、理想の地に出会えた今は一ヶ月のうち20日ほどをこの癒しのセカンドハウスで
過ごしている。 |
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日本三大水仙の産地として知られる鋸南町。
その象徴とも言える観光名所「江月水仙ロード」
の入口の高台に、大久保様のセカンドハウスが
ある。 |
大久保様は、クルーザーも所有する本格派のフィ
ッシャーマン。自宅のある埼玉県に船を停泊させ、
休日の度に川伝いで東京湾に釣りに出かける日
日を送っていた。
「保田には昔知合いがいて、若い頃から海水浴な
んかに来ていました。釣りを覚えてから、保田漁港
に<ばんや>ができてお風呂も入れるようになっ
たので、毎回船に泊まって釣りしてたんですよ。
それで、そうやって何度も来るんなら別荘でも建て
ちゃおうかって。
それから物件探しをはじめたんです。」 |
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毎回釣りに来ながらの物件探しは約3年に及ん
だ。釣りのポイントは内房の館山までがメインだ
が、時には外房まで遠征することもある。
それ故、不動産屋からは館山の物件等を紹介
されることもあったが、お気に入りの保田漁港
に近いエリアへのこだわりは捨てなかった。
「鋸南不動産の寺本さんからここを紹介してもら
って、保田漁港からも徒歩圏内だし、高台なので
海や富士山まで望める好条件が気に入り、ほぼ
即決でした。」 |
土地自体は、法(のり)面を含めると約330坪の広
大な敷地。
更地の状態から、自分のイマジネーションを駆使
して手間隙かけて庭造りに励んできた。
「造園屋さんなんかに頼むと自分の好み通りには
できないでしょ?だから植木だけ売ってもらって、
自分の好きなように配置するんです。
土地も広いからやることはいっぱいありますよ(笑)
草刈なんかも手を抜けないしね。斜面を降りていく
ための階段をつくったり、バーベキュースペースも
自分でつくったりね。まだまだこれからです。」 |
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斜面をうまく利用した鳥小屋! |
田舎暮らしをはじめると同時に軽トラも購入した。 |
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家の造り方にも、創造力の豊かさが滲み出てい
る。
「このガラス張りのテラスは、夏にはフルオープン
にできるんです。海と富士山が望める贅沢なテラ
スです。
部屋の間取りは、別荘だから気取らずみんながく
つろげるように広いリビング一部屋にして。
仲間がたくさん来たときも、ここでみんなでワイワ
イやります。」 |
圧巻なのはお風呂。
隣の山側には誰も通る心配はないので、思い切っ
てガラス張りにしてしまった。
なんとも大胆な遊び心。
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「友達が来ると、はじめはびっくりするんですよ。
丸見えじゃないかってね。でも向こうには誰も通ら
ないしね。自宅のお風呂なんて、壁しか見えない。
窓があったってほんの小さな小窓でしょ?
ここのお風呂に入るとみんな大満足してくれます。
夜にはライトアップされるんですよ。
だから昼間も夜も、いつ入っても最高です。」 |
庭造りの楽しみを満喫しながらも、本業の釣りも
もちろん怠らない。
「ここら辺は釣り場としては本当にいいですね。
タイ・イナダ・ヒラマサ・イカ・・・e.t.c。
夏場になると外房の方まで行ってトローリングも
します。カジキが釣れるんです。
自宅から釣りに行ってた時は、日帰りだとここまで
は足を伸ばせない。
そうすると、釣れる魚もアジ・サバ・メゴチなどなど
決まってしまうんですよ。
今は船はまだ埼玉に置いてるけど、ゴムボートも
持っているので小島を巡ったりしています。
もちろん、そのうち船もこちらへ持ってきちゃおうと
考えてますよ。」
<今は水槽には小魚しかいないけどね(笑)> |
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「こっちに来て困ったことですか??
う~ん、サルかな(笑)。
畑にトウモロコシや枝豆なんかを植えたんですよ。
そしたら食べ頃になったと同時にみんなやられま
したね。これは予期せぬ出来事でした。
だから来年は、ネットを張るなどの対策を打つ予
定ですよ。」 |
「ここは、埼玉と比べると本当に気候が暖かいで
す。車もほとんど通らないし、周辺はとにかく静か
でいいです。これから庭に芝を張ったり、もっとた
くさん花や木を植えたり、やることが山ほどあって
大忙しです。
自分の希望通りの土地に別荘を建てることができ
て、本当に満足しています。」 |
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セカンドハウスでの田舎暮らしをはじめて未だ一年足らずでこのバイタリティ。
海と山を舞台にした大久保様のスローライフは、これから本格稼動して行きそうだ。 |